退職金制度の見直しと中小企業の問題解決

退職金制度を理解する

退職金制度を理解するには大きく二つのことを理解する必要があります。
一つは退職金規程で、その中でも一番重要なものは退職金の計算方法です。
自社ではどのような退職金の計算方法を採用しているか確認しましょう。

 

二つ目は退職金資金準備です。退職金制度を導入している会社は、必ず何らかの方法で退職金資金の準備をしていることと思います。
退職金資金準備には社内で管理して資金を積み立てる社内準備と、外部機関と契約をして退職金資金の原資を準備する社外準備があり、一般的には社外にて資金準備している会社は多いことと思います。
ここでは代表的な退職金の計算方法及び退職金資金準備方法を紹介します。

退職金制度を理解する記事一覧

基本給連動型退職金制度

退職金の計算方法で最も多く採用されているのがこの基本給連動型です。計算式:退職時の基本給×勤続年数に応じた係数×退職事由係数この制度の退職金カーブは勤続年数が増えるごとに競りあがるカーブ、いわゆる右肩上がりのカーブを描いているケースが多く見受けられます。統計データを確認すると、退職金の算出方法におい...

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ポイント制退職金制度

ポイント制退職金制度は在職中の会社への貢献度合いを計画的に退職金額に反映させる制度で、一般的には次のような算式で計算されます。計算式:(勤続ポイント+資格ポイント)×ポイント単価×退職事由係数  ・勤続ポイント:会社に1年勤務するごとに与えられるポイント  ・資格ポイント:等級ごとにポイントが定めら...

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別テーブル方式退職金制度

別テーブル方式退職金制度とは、等級別や役職別に定めた係数を設定して、それに勤務年数に応じた基準額を乗じて支給額を算出する制度です。基本給連動型に似ているように感じますが、基本給と連動していないことが最大の特徴です。一般的には次のような算式で計算されます。計算式:等級別算定基準額×退職時の勤続年数に応...

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税制適格退職年金

税制適格退職年金の現状法人税法の改正により新規契約は原則不可、既存契約についても経過措置後は適格性がなくなることにより税制上の優遇措置が受けられなくなります。事実上廃止が決定しているようなもので、平成24年3月31日までに既存契約については他の退職金制度へと移行したものと考えられます。そもそも税制適...

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中小企業退職金共済制度

中小企業退職金共済制度(中退共)の概要中小企業退職金共済制度は、昭和34年に国の中小企業対策の一環として制定された「中小企業退職金共済法」に基づき設けられた制度で、一般的に「中退共」と呼ばれることが多いようです。中小・零細企業において、単独では退職金制度をもつことが困難である実情を考慮して、中小企業...

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中小企業退職金共済制度 その2

加入条件加入できる企業業種常用従業員数資本金・出資金小売業50人以下または5千万円以下サービス業100人以下または5千万円以下卸売業100人以下または1億円以下その他300人以下または3億円以下上記表の常用従業員の定義常用従業員とは、1週間の所定労働時間が同一企業に雇用される通常の従業員と概ね同等と...

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中小企業退職金共済制度 その3

中小企業退職金共済制度の特色掛金の一部を国が助成新しく加入する事業主に、掛金の1/2(上限5,000円)を1年間、国が助成します。また、掛金月額(18,000円以下)を増額する場合には、増額分の1/3を1年間、国が助成します。退職金は直接従業員へ退職金は機構・中退共から直接、退職する従業員の預金口座...

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中小企業退職金共済制度 その4

中小企業退職金共済制度のメリット事業主のメリット掛金の追加拠出を求められることがない一般的な企業年金などは積立不足が発生すると毎月の掛金の追加拠出を求められることがありますが、中小企業退職金共済ではありません。国からの助成金が受けられる新規加入・掛金増額後に1年間掛金の一部を国が助成します。掛金は損...

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中小企業退職金共済制度 その5

中小企業退職金共済制度のデメリット長期勤続優遇加入して掛金の納付月数が3年6ヶ月以下の場合は、運用利息は加算されない仕組みとなっています。また1年未満での納付で退職した場合には掛け捨てとなってしまいます。剰余金が損失の補填に使われる中小企業退職金共済制度は運用環境の悪化により巨大な損失を計上し、その...

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確定拠出年金(日本版401k)

確定拠出年金とは、拠出した掛金と加入者が自己責任で運用した収益との合計額に基づいて、その給付額が決定される企業年金制度のことです。2001年に確定拠出年金法が成立し、10月から施行されており、別名”日本版401k”と言われています。公務員、専業主婦を除く20歳以上60歳未満のものが加入でき、企業の従...

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